子ども同士の関係は、毎日少しずつ変化していて、親が気づかないところで、いろんな感情が動いている。
先日、小学2年生の娘が少し寂しそうに帰ってきた。
いつも一緒に帰っている友達2人が、今日は別の道を選んだらしく、娘だけがぽつんと1人に。
「なんで私のこと考えてくれなかったの?」
そんな娘の一言に胸がチクリとしたのと同時に、親として別の視点も浮かび上がって、なんとも言えないモヤモヤが残った日のこと。
今日のモヤモヤ
小2の娘が、先日ちょっとしょんぼりして帰ってきた。
話を聞いてみると、帰り道にいつも一緒の友達2人が、今日は別の道を選んで、娘だけが1人になったらしい。
娘は、「なんで私のことを考えてくれなかったの?」と、少し怒っていた。
その気持ちもよくわかるけど、親としては別のことも見えてきて、そこでまたモヤモヤ…。
3人で帰っていたのに、今日は1人
娘はいつも、同じ帰り道の友達2人と3人で帰っている。
でも、今日はそのうちの1人が「違う道で帰る」と言い出し、もう1人もその子についていったそう。
娘は結果的に1人に。
「寂しかったし、どうして私のこと考えてくれないの?」と、とても悲しそうに話していた。
親から見た “それぞれの事情”
でも実は、帰り道を変えた子の家が一番遠い。
つまり、もう1人の子は「家が遠い子の方に付き合った」もしくは、「自分が最後まで友達と帰れる方法を選んだ」可能性が高い。
私は娘に、「あの子だって、1人で帰るの寂しいかもしれないよ。そう考えたら、その子と帰ることを選んだ友達の気持ちも、ちょっとわかる気がしない?」と話した。
でも娘は、「でも私が1人になるのは寂しいのに」
と、納得できない様子だった。
自分の気持ちだけじゃなく、相手のことも考えてほしい
自分が寂しいときに、その感情に素直になるのは自然なこと。
でも、誰かが“別の寂しさ”を感じているかもしれないことにも、少しずつ気づいていってほしい。
今回は、その想像力がまだ働かなくて、「私は寂しかったのに」で止まっていた。
それが、私としては少しモヤモヤした。
相手の気持ちに思いを馳せるのって、やっぱり時間がかかるんだなぁ。
今日のひと言
「自分が悲しい時、相手も何かを我慢してるかもしれないって想像できる人になってほしい」